不動産を所持している被相続人が亡くなると、その財産は相続人へと引き継がれることになります。マンションや一軒家、土地、建物にはそれぞれ登記簿が存在しており、登記簿は誰がどの物件や土地を所有しているのかを明確に示す公的な書類です。登記簿に記載された人物こそが不動産の正当な持ち主であり、該当する不動産の売却や担保の利用を行う資格があります。登記簿の存在を今までしらなかった人でも、親兄弟や祖父母からの遺産で不動産を引き継いだ場合には、登記簿の氏名を被相続人から相続人である自分に変更する必要があります。

ではそのように登記簿の変更を行えばいいのか、費用や手順、書類などを知りたいと悩んでいる例も多いのではないでしょうか。相続による登記簿の変更は、司法書士などに処理してもらうのがよくある方法です。相続登記の相談をしようにも知識がある人が周囲にいない場合には、司法書士など専門的な知識を持つプロに依頼すると良いでしょう。相続登記の相談を含めて相続に関連して話を聞いてもらうことができる他、登記の変更手続きに必要な相続人の戸籍謄本の取得なども頼むことができるでしょう。

相続登記の相談は、まずしっかりと仕事をしてくれる司法書士を探すところから始まります。丁寧に対応をしてくれる司法書士が見つかったら、戸籍謄本や印鑑証明集めは自分で行うのか、手続きのどこまでを司法書士に頼むのかといった部分まで含めて相続登記の相談を行うと良いでしょう。