司法書士は登記をはじめ供託や訴訟さらに各種の法律事務で、書類の作成を許されている国家資格を有した法律専門家。相続の登記や手続きについても、司法書士なら安心して相談や依頼することが可能です。相続登記に関連する主な業務では、相続不動産の登記手続き代理の他、登記申請書や登記委任状の作成、不動産相続登記の相続関係説明図や遺産分割協議書の作成、法務局の不動産登記申請や登記必要書類の原本還付請求および受領の手続き代理、不動産の固定資産評価証明書の取り寄せや、土地および家屋の名寄せ帳の取り寄せの代理、記識別情報通知の受け取りや登記原因証明情報の作成など、幅広くトータルにカバーします。この他にも住民票の移転にともなう、不動産所有者の住所を変更する登記手続きにも対応します。
司法書士に相続登記に関する相談や依頼を検討するなら、上記の業務を専門として得意分野としているか、どれだけの実績があるのか、よく見極めることが肝心です。例えば被相続人の不動産を所有するには、戸籍謄本の他にも不動産の登記事項証明書や公図といった、各種の書類が必要になります。もしこれらの書類の取り寄せ方がわからない、あるいは自分の手を煩わせたくないようなケースでは、ホームページ等で司法書士の専門分野や実績をチェックした上で、相談あるいは代行の依頼をすることが望ましいでしょう。その際には顔写真が掲載されている信頼性できる司法書士なのか、資格取得年から浅いのに実績を多く見せようとしていないか、サービスや料金は明確に掲載しているか等、一緒に確認することが求められます。